先月、一人旅で中国・四国地方に行った際に広島県の竹原市にある大久野島に立ち寄ったので紹介したいと思います。
当初の旅行行程に大久野島は入っていなかったのですが、天候の関係で行き先を変えた結果辿り着きました。たくさんの野生のうさぎと触れ合える大久野島はまさに「うさぎの楽園」と思える場所でリフレッシュに最高の場所です。
大久野島では野生のうさぎに餌やりが出来るのですが、この記事では大久野島についてやうさぎの餌・ペレットが購入できる場所がどこかを書いていきます。
うさぎの楽園の大久野島
大久野島は広島県の竹原市にあり、忠海港・しまなみ海道にある大三島の盛港からフェリーが出ていて、忠海港からフェリーで渡ることが多いと思います。
うさぎの楽園と言われるだけあってフェリーで到着後、すぐの場所でうさぎを見つけることが出来る時もあります。私が行ったときは港のすぐそばのベンチの下で伸びてました(笑)
港の近くの待合室前から無料のシャトルバスがあり、ホテル前まで送迎してくれます。歩ける距離ですが荷物がある場合は有難いサービスです。
うさぎが道路を横切ることも多いのでバスは徐行して走るのでゆっくり進みます。何度か直前横断をするうさぎがいたので徐行やむなしと実感できました(;^_^A
ここからは写真でうさぎを紹介していきます。
仲良しうさぎのグループがホテル前の芝生にいる
ホテルの前の芝生や道路脇にはうさぎがたくさんいたのですぐに餌を求めて群がってきました。人懐っこく人間への接し方を熟知しているようなうさぎばかりです(笑)
人間が近くにくると我先にとダッシュして向かってきます(笑)立ち上がって膝に前足をちょこんと乗せてくるのが本当にかわいいです。
すぐ近くに別の2羽もいたので餌を与えたのですが、2羽仲良く食べてそのまま一緒に移動していきました。ホテル前の芝生にいたうさぎは2・3羽で一緒に行動していて仲良くしていることが多かったです。
私が大久野島に行った日がたまたまそうだったのかもしれませんが、微笑ましい光景でした。餌を争うことなく仲良く礼儀正しく食べている姿は癒されます。
うさぎと触れ合うのは小学校の低学年以来だったので新鮮な感じがしましたし、当番制で世話をした時があったなと懐かしい記憶が蘇りました。
スタッフさん曰く、自分が訪れた日はうさぎの数は少ないとのことでしたが、見える範囲だけでも10羽以上はいたので多い時は何羽ぐらいいるのかと思いました(;^_^A
ホテルの前の芝生にはベンチや茂みがあり、そこにもうさぎはいます。
植物の茂みでペタンと体を地面につけてリラックスしている2羽のうさぎです。ホテル前の茂みにいたのですが気持ちよさそうに途中まで寝てました。
こんな感じでベンチの下でペタンと体を地面につけて伸びているうさぎもいます(笑)近づいても動かなかったのですが、餌を出した瞬間に起き上がり前足を膝に乗せてきました(笑)
リラックス状態からご飯タイムへの切り替えが早すぎてびっくりです…これぐらい起きてすぐに動けたらなと思うので羨ましいぐらいの切り替えの早さです。
甘え上手なうさぎはこんな感じで甘えてきます。
スマホで写真を撮ろうとしゃがんだ時に膝に乗ってきました。そのまま餌を与えたのですが、美味しいそうに目を輝かせながら食べます。ちなみに右側のうさぎは先に食べ終えたので場所を譲ったような感じでした。
この2羽は直前に5羽(上の5羽とは別集団)のグループに餌を与えた時にもいたのですが、残りの3羽がいなくなった後に付いてきて甘えてきました。
甘え上手で愛嬌をふりまけるのが得意なうさぎは競争にも強く生き残れるのだろうなと思いますが、この強みは人間社会でも強力な武器です。
うさぎ社会には自然世界での厳しい競争がある現実も
ホテル前の芝生にいたうさぎは仲良しでしたが、道路脇のベンチや芝生ではない場所にいたうさぎに関しては必ずしも仲良しとは限りませんでした。
ベンチ付近にいるうさぎの元へ餌をもって近づくとこんなことも…
写真には5羽のうさぎがいますが、周りにはあと3羽いました。早い者勝ち的な感じで最初に来た5羽の中に割って入れず周囲をうろついていたので、うさぎの社会にも資本主義要素があるんだなと実感しました。
さすがに残りの3羽に餌を与えないのも可愛そうなので与えました。
お腹が空いていたのかすぐに食べきりおかわりを要求してきました(笑)。最初の5羽は食べきった後、他の場所に移動しましたがこの3羽は留まりメタメタに甘えてきました。
自然世界で生きる上では仲間と言えども競争相手なんだなと思うと同時に競争が苦手でこの日はご飯をあまり食べれてなかったんだなと感じました。
上で紹介したように競争に勝てなかったり、甘えるのが苦手なうさぎは餌にありつけないという残酷な現実は他にもありました。
この写真の2羽のうさぎがその例でした。仲良く食べているように見えていますが、直前に悲しい現実がこの2羽のうさぎに突きつけられました。
この2羽を含めた6羽が木の近くにいたので餌を与えに行ったのですが、この2羽は一番最初に自分の足元に来たにも関わらず、後から来た4羽に追い出されてしまい餌を食べることが出来ませんでした…
餌を与えたようとした瞬間に別の2羽が餌を奪うように割って入ってきて、更に少し遅れて入ってきた2羽によって完全に追い出されてしまったのです(´;ω;`)
追い出された2羽も餌を食べようと割り込もうと試みましたが、威嚇されて阻まれてしまい、挙句の果てには4羽のうちの2羽に頭突きのような感じで体当たりを受けて撤退させられてしまいました。
後から入ってきた4羽のうさぎグループの縄張り?だったのか撤退後も何度か追い掛け回されたりと散々な結果を目の前で見せられ、うさぎ社会の厳しく残酷な現実を目の当たりにしました。
この写真の2羽は子うさぎ?だったのか他の4羽よりも体が小さかったこともあり、大人うさぎとの競争には勝てなかったのだと思います。
他の4羽の目が届かない場所まで誘導し餌を与えましたが、目が輝いて見えました(泣いていた?)。
すぐに餌を平らげおかわりを要求してきたので追加で与えましたが、本当にお腹が空いていたようでいい食べっぷりでした。
目の前で餌を奪われ、大人うさぎの攻撃を受けて精神的ダメージも負った直後だったこともあったのか、しばらく自分のそばにいて甘えてきました。
うさぎ社会にも厳しい自然世界で生き残っていくために厳しい競争があり、子ウサギであろうが関係ないと言う現実がありました。
うさぎの餌やペレットを購入できる場所はどこ?
大久野島でうさぎに餌やペレットを食べさせたいと思った人もいると思いますが、大久野島ではうさぎ用の餌やペレットは売っていません。
大久野島では購入できないのでフェリーに乗る前に購入しておかないといけません。大久野島に行ったのに餌がなくて、うさぎと思ったように触れ合えなかった…という結果にはなりたくないですよね。
うさぎの餌やペレットが購入できる方法は2パターンあります。ただ、野菜に関しては何でもいいわけではないので無難にペレットを購入する方がいいかと思います。
私が大久野島に行ったのは平日だったのであまり人もいなかったのですが、ペレットを与えている人の方が多かったです。野菜を上げている人も見ましたが1組だけで人参をスティック状にしてうさぎに食べさせていました。
ペレットは忠海港で購入できる
ペレットは忠海港のチケット売り場で購入できます。
忠海港のチケット売り場は建物の中にあり、ペレット以外にもうさぎが描かれた雑貨やもみじ饅頭などが販売されています。
ペレットの写真がこちら。小さい袋と思うかもしれませんが中にはぎっしり入っています。
ペレットは1袋200円で販売されており、滞在時間に応じて個数を調整すればいいと思います。
私は滞在時間が1時間半ほどでしたが、3袋持って行って丁度いいぐらいでした。人によってうさぎと触れ合う速度や数も違うので参考程度にしていただければと思います。
遠方から旅行で訪れる場合はペレットの方が手軽で準備も不要なので楽です。
コンビニやスーパーで野菜を買っていく
餌に関してはペレット以外に人参やキャベツ・白菜・小松菜などの野菜があります。
人参はそのまま与えるのではなく、スティック状にして食べやすくして与えるなど配慮が必要です。キャベツや白菜・小松菜に関しては大久野島の動画で与えている様子があります。
ただ、一度に大量に野菜を与えるのは良くないので量には注意しましょう。複数のうさぎに満遍なくかつ多量にならないよう注意が必要です。
大久野島では買えないのでフェリーで渡る前に購入する必要があります。忠海で購入するか、途中の場所で購入するかになります。
まとめ
旅行の行程変更で訪れた大久野島でしたが、たくさんのうさぎと触れ合えたことで非日常を楽しむことが出来ました。うさぎに囲まれるのはびっくりでしたが、癒されました。
一方でうさぎ社会の厳しい現実を知り、厳しい立場にあるうさぎを見つけると悲しい気持ちにもなりましたが、自分が見たらメタメタに甘やかしたいと母性本能的な感覚が働きました。
かわいいうさぎにも厳しい競争があるということを理解したうえで触れ合うと違った視点から見れるので自分のこれまでのうさぎへの見方に変化があるかもしれません。
幼稚園や小学校でうさぎの世話をしたことがある人も多いと思いますが、中学生以降になるとうさぎと触れ合うことがない人も多いと思うので大久野島でのうさぎとの触れ合いは新鮮です。
社会人になり会社勤めをするとストレスが溜まる日々ですが、リフレッシュと癒しを求める人には大久野島はおすすめです。
うさぎと戯れた後はお土産を買ってうさぎの思い出を持って帰りましょう。大久野島ではうさぎをモチーフとしたかわいいお菓子が売られているので旅の思い出に買って帰るのも良いですよ。
お菓子の一部をこちらの記事で紹介しています。
日常を忙しさを忘れ、瀬戸内海の大久野島でうさぎと触れ合いながらゆっくり時間を過ごすのは最高のリフレッシュ旅行となると思います。