広島ワイドパスを利用した広島県の旅行モデルのコースを紹介します。
広島県は東西に広く、新幹線の駅が5駅あることやフェリーでしか行けない島もあるので2泊3日以上の旅行を考えている場合はどこをスタートにするのか迷うことも少なくはないでしょう。
広島県を端から端まで一気に在来線で移動するとかなり時間がかかりますし、新幹線を何度も利用すると高くなってしまうなどコストと時間の問題に直面します。
別の記事でtabiwaの周遊パスの1つである広島ワイドパスの詳細を紹介しましたが、この記事では広島ワイドパスを利用した旅行のモデルコースを紹介したいと思います。
tabiwaの周遊パスの広島ワイドパス
3日間利用でき、バスやフェリーにも乗れるので満遍なく観光スポットを回ることやフェリーを利用した旅行を考えている場合は非常に便利で行程を柔軟に組みやすいです。
出発地にもよりますが、新幹線を利用する場合は広島駅or福山駅をスタート地点にすると便利です。1日目の行程次第でどちらにするかを決めればいいかと思います。
新幹線で広島駅・福山駅を利用したモデルコースを紹介します。なお、1日目のスタートは午前9時半とします。
広島ワイドパスのモデルコース
このモデルコースは往路は広島駅で新幹線を下車、復路は福山駅から新幹線に乗車することを想定しています。
逆パターン(往路は福山駅で新幹線下車、復路は広島駅から新幹線乗車)の場合は、1日目と3日目が入れ替わり、2日目の移動経路が逆になると考えればOKです。
移動経路 | |
1日目 | 広島駅⇒広島市内観光(広島城・縮景園・広島平和記念資料館・平和記念公園etc…) ⇒厳島神社⇒広島駅⇒広島駅周辺のホテル |
2日目 | 広島駅⇒呉駅⇒呉観光(大和ミュージアム等)⇒竹原観光(保存街並み・大久野島) ⇒三原駅⇒宿泊ホテル |
3日目 | 三原⇒尾道観光(生口島・千光寺・商店街etc…)⇒福山駅⇒(福山城) ⇒鞆の浦⇒福山駅(新幹線) |
広島県の主要観光スポット(広島市内・宮島・呉・竹原・尾道・福山)を満遍なく回るコースなので移動距離は長めです。
1日目に広島県西部、2日目に呉線沿線、3日目に広島県東部を観光するようなプランでどの日程も選択肢がいくつかあるのでアレンジはしやすいです。
宿泊地は1日目を広島駅周辺、2日目を三原駅周辺(逆ルートの場合は1日目と2日目の宿泊地が逆)で想定しています。
モデルコース1日目
1日目は広島市内と宮島の厳島神社を観光する行程です。
平和記念公園や広島城・縮景園などの観光スポットがコンパクトにまとまっているので移動はさほど難しくなく、めいぷるーぷバスと徒歩の併用になるかと思います。
どこをどう回るかは個人に寄りますが、宮島の弥山を上ることを考えている場合は遅くても午後1時ぐらいまでには宮島に到着できるようにしましょう。
ロープウェイの営業時間が上り最終が16時、下り最終が16時半(記事作成時)となっており弥山の往復は最低1時間必要(ロープウェイ山頂からの所要時間)かと思います。
過去に弥山を上ったことがありますが、道のりがハードな場所があり観光客が多いと所要時間は増えるので時間に余裕がある方がいいです。
足場も悪い場所があるので革靴やヒール・サンダルなどは避けてスニーカーが良いかと思います。
モデルプランでは広島市内⇒宮島の順としていますが、広島市内の観光に時間を割かない場合や行く場所が決まっていて後にしても時間的に大丈夫なら順番を逆にしても問題ないです。
宿泊地は広島駅周辺としていますが、2日目の呉観光を早くスタートしたい場合や、朝はゆっくりしたい場合は呉駅周辺で宿泊することも可能です。
モデルコース2日目
2日目は呉観光からスタートし、大和ミュージアムやてつのくじら館、入船山記念館などの観光スポットなどを回ることを想定しています。
呉観光後は竹原に移動し日本遺産に指定されている古い町並みを散策した後、忠海から大久野島に移動します。大久野島は野生のうさぎと触れ合える場所で癒されるのでぜひ行きたい島です。
大久野島でうさぎと触れ合った後はフェリーで忠海に戻り、呉線で三原駅を目指します。
2日目を三原駅周辺での宿泊としているのは尾道駅前にお店が少なく、商店街も夕方には営業が終わるお店が多いからです。三原駅前は尾道駅前より飲食店はあり、イオンモールも駅から徒歩10分以内に場所にあります。
ホテル到着の時間が早ければ、夕飯を福山駅周辺で食べるのもありです。三原駅から約30分で行けますし駅前も飲食店が多くエキナカも充実しています。
2日目の行程の注意点としては呉線の本数が多くないことと大久野島へのフェリーの時間です。
呉線は集中工事で昼間にバスでの代行輸送や運転時刻の変更等がある日があったり、大久野島へのフェリーも平日と休日で本数が違うので注意が必要です。
モデルコース3日目
3日目は尾道・福山観光です。
尾道観光をどうするかにもよりますが、生口島の耕三寺・尾道商店街・千光寺の3か所すべてを回る場合は最初に耕三寺に行くのがベストかと思います。
その場合は、三原港からフェリーで生口島の瀬戸田港に行くのが現実的です。
耕三寺が9時から開園するので三原港からのフェリー(三原8時45分⇒瀬戸田9時13分)が時間的に合います。尾道港からだと8時前or10時着なので行程を考えると三原港からフェリーです。
瀬戸田港からのフェリーは時間次第で尾道港or三原港へ行くかになります。
フェリー(尾道港~瀬戸田港)の時刻表https://s-cruise.jp/timetable/
フェリー(三原港~瀬戸田港)の時刻表https://habushosen.jp/timetable/timetable06
尾道観光後は福山駅へ移動し、バスで鞆の浦に向かいます。時間に余裕があれば福山城を見てから行ってもいいかと思います。
鞆の浦観光を楽しんだ後、バスで福山駅に戻り、エキナカでお土産等は購入し新幹線で帰路につきます。
広島ワイドパスの利用内容
モデルコースでの広島ワイドパスの利用内容をまとめてみました。
費用 | 広島ワイドパスの利用内容 | |
1日目 | 1600円 | JR代840円(広島~宮島口間往復) JR宮島フェリー代360円(往復) めいぷるーぷバス(広島市内)1日券400円 |
2日目 | 2540円 | JR代1820円(広島~呉510円、呉~竹原770円、竹原~忠海210円、 忠海~三原330円 フェリー720円(忠海港~大久野島間往復) |
3日目 | ①3620円 ②3760円 ③4380円 | JR代420円or660円(三原~尾道240円、尾道~福山420円) 注…JR代はフェリーの航路次第で変動 バス代(福山駅~鞆港間往復)1120円 フェリー代※(航路により異なる) ①三原港~瀬戸田港往復1840円 ②往路(三原港~瀬戸田港)、復路(瀬戸田港~尾道港)2220円 ③尾道港~瀬戸田港往復2600円 |
このモデルコース通りに行くと3日間で7760円~8520円、生口島に行かなかった場合でも5920円と購入金額の4600円を上回ります。
3日目の行程次第で利用金額が変わりますが、最低金額でも5920円なので元はしっかり取れます。
なお、めいぷるーぷバスは1乗車220円(子供110円)となっており、2回以上乗車すると1日券の方がお得になるため1日券で費用を算出しています。
まとめ
広島ワイドパスのモデルコースを1つ紹介しましたが、あくまで一例です。
今回は満遍なく広島県内の主要観光スポットを巡るコースを取り上げましたが、人によって旅行プランは異なるので活用方法は異なります。
広島県の北部を巡るコースや竹原からフェリーで大崎上島・大崎下島を巡るコースなど様々な旅行プランに広島ワイドパスは利用できます。
2泊3日以上で広島県を旅行する場合は広島ワイドパスの利用を検討してみてはどうでしょうか?新幹線と併用することで利便性が高くなるのでおすすめです。