tabiwaの周遊パスの1つである宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスについて紹介します。
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスは2023年4月から販売が開始されたtabiwaの新しい周遊パスで名前からも広島県で利用できそうなパスだと推測できます。
広島県で利用できる周遊パスは他にもありますが、宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスはどう使うと便利なのか、パスの詳細について紹介していきます。
※記事作成時の情報なので最新の情報とは異なる場合があります。令和5年10月より宮島を訪問する際に宮島訪問税(1回100円)がかかります。
※追記 2024年4月1日以降、内容が一部変更されています。画像は準備出来次第、差し替えていきます。黒太文字の黄色のアンダーライン部分は2024年4月以降の変更点です。
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスとは?
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスの内容を1つずつ紹介していきます。他の周遊パスと同様にJR線以外の鉄道、バスやフェリーなども利用可能です。
3日間利用可能で大人3600円、子ども1800円です。1日当たり約1200円以上利用すれば元を取れると考えるとお得なのではと思います。
2024年3月31日発売分までは大人3700円、子ども1850円でしたが、2024年4月1日発売以降は内容の変更に伴い金額が100円安くなっています。
ここからは個別に紹介していきます。
JR線の利用可能エリア(変更点あり)
JR線は山陽本線の尾道駅~岩国駅、呉線の三原駅~海田市駅間が利用可能です。なお、新幹線は利用できません。
2024年4月1日以降、三原駅より東にある尾道駅まで利用可能エリアになりました。
私鉄の利用可能エリア
広島市内を中心に走る広島電鉄が利用可能です。広島市内の観光スポットへのアクセスに便利なので市内観光の際は利用すると便利です。
広島電鉄https://www.hiroden.co.jp/train/index.html
宮島へアクセス路線としても利用可能なので広島市内の観光後に宮島に行く場合は候補になるかもしれません。
バスの利用可能路線
広島市内を走るバス路線めいぷるーぷの全路線が利用可能です。
めいぷるーぷhttps://www.chugoku-jrbus.co.jp/teikan/meipurupu/
広島駅新幹線口から発着していて広島城や縮景園、平和記念公園など広島市内の主要観光スポットを巡回しています。
フェリーの利用可能路線
呉港、広島港、宮島港、江田島の小用港で利用できるフェリー路線があります。広島港と各港を結んでおり、フェリーで宮島や江田島に直接向かうことも可能です。
なお、宮島に渡る際はJR西日本宮島フェリーが対象となります。
乗船可能なフェリー路線の運賃と所要時間をまとめてみました。
- 広島港~宮島港 大人2100円 子ども1050円 約30分~35分
- 広島港~呉港 大人1000円 子ども500円 45分
- 広島港~小用港(江田島)大人1080円 子ども540円 約22分(直通)
- 呉港~小用港(江田島) 大人450円 子ども230円 約20分
- 宮島口桟橋~宮島港 大人180円 子ども90円 約10分
入場可能施設(変更点あり)
厳島神社・厳島神社宝物館、広島城、縮景園、竹原街並みの5か所にこのパスで入場できます。詳細は以下の通りです。
各地域の施設の定休日と営業時間は必ず確認しましょう。
※2024年4月1日以降、大和ミュージアムはパスの対象外となったので要注意です。
レンタサイクル(変更点あり)
広島駅、呉駅、竹原駅の3か所でレンタサイクルが可能です。呉で借りてサイクリングロードを走るのもおすすめです。
※三原駅でのレンタサイクルは2024年4月1日以降、パスの対象外となりました。
DISCOVER WEST パスポート
広島県内で利用できる特典は地域ごとに異なります。このパスを利用する場合は宮島・広島市内・呉・竹原・三原などで利用できる施設がどこにあるかチェックしましょう。
割引クーポン
広島駅構内のekieに「福ちゃんエキエ」の店舗があります。
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスのコスパ抜群な使い方!
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスをコスパ良く活用するにはパスの利用可能なサービスを最大限活用するのが前提となります。
観光施設に入場できるのとその場所までのアクセスが確保されており、3日間利用できるので主要観光エリアをじっくり回ることが可能です。
フェリーを上手く活用する
広島港を中心に呉港・小用港(江田島)・宮島港を結んでおり、広島市内から電車以外に宮島と呉を移動するルートがあるのは旅のプランに幅が出ます。
広島港から宮島港までのフェリーは片道2100円とパスの約6割の運賃で直通で行けますし、往復すれば3700円(1日券利用)と元が取れてしまいます。
電車の場合は必ずフェリーに乗り換えが発生しますし、チケット売り場が混雑することも予想できます。(パスを利用すれば並ぶ必要はありません)
広島港を経由することで宮島⇔呉港・小用港(江田島)間をフェリーで移動することも可能なのでフェリーの旅を楽しむことも出来ます。
フェリーを利用できるので駅近のホテルでないと翌日の朝の移動がネックとなる問題が緩和されるのも大きいです。
広島電鉄とめいぷるーぷバスを積極的に利用する
広島市内の観光・移動には広島電鉄とめいぷるーぷバスが便利で併用すれば広島市内の移動は楽ですし、広島港へも行けます。
広島市内の観光後に広島港まで移動し、フェリーで呉・宮島に行くことやその逆も出来るので旅のプランを複数考えることも容易になります。
広島城や縮景園・平和記念公園などの主要観光施設は広島駅から歩けないことはないですが、時間がかかるのでめいぷるーぷバス・広島電鉄を利用して時間短縮をすることが得策です。
お好み焼きの揃うお好み村や流川などの繁華街も広島駅から離れた場所にあるので広電を活用して行くと便利です。
めいぷるーぷバスは1乗車220円(子どもは110円)、1日乗車券が400円(子ども200円)となっていて2回以上乗れば元は取れます。
広島電鉄は市内線は1乗車220円(子どもは110円)、1日乗車券(電車のみ)が大人700円、子ども350円となっていて3回以上乗車すれば元が取れます。
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスは入場可能施設巡りで元が取れる
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスでは入場可能施設が3つのエリア(宮島・広島市内・竹原)にありますが、施設の入館料とアクセス費用で元が取れます。
このパスを利用する際はJR広島駅が移動の拠点になると思うので広島駅を拠点に運賃と入館料をまとめてみました。
なお、広島城と縮景園は同日訪問で往復でめいぷるーぷバスの利用を想定していて、宮島と竹原へはJR線での移動を想定しています。
観光施設 | 入館料 | 移動経路 | 運賃(往復) | |
① | 広島城 | 大人370円 65歳以上180円 高校生180円 中学生以下無料 | めいぷるーぷバス | 400円 (1日券) |
② | 縮景園 | 大人260円 高校・大学生150円 小・中学生100円 65歳以上と未就学児は無料 | めいぷるーぷバス | 400円 (1日券) |
③ | 厳島神社 厳島神社宝物館 | 2施設それぞれ 大人300円 高校生200円 小・中学生100円 | 広島駅⇔宮島口駅 JRフェリー | 840円 360円 |
④ | 竹原街並み周遊券 | 900円 | 広島駅⇔竹原駅 | 2340円(呉線利用) 3380円(三原経由) |
4か所への大人のアクセス費用と入館料を合計すると④が呉線経由なら6070円(①と②で1030円、③で1800円、④で3240円(三原経由なら4280円)となります。
④が三原経由なら7110円と購入金額の2倍近くになります。
竹原に関しては三原駅から行く方が広島駅からよりも近く、関西方面から行く場合は三原⇒竹原⇒呉⇒広島⇒宮島の順で行く方がこのパスを使う上では便利かと思います(逆パターンもあります)。
①~④の観光施設+αの行程を作ることも2泊3日の旅行なら十分可能なので江田島や岩国などパスが利用できる場所に行くのもおすすめです。
まとめ
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスは宮島・広島市内を中心に旅行する際に非常に便利で呉や竹原・三原など観光スポットや交通の要所を抑えているので広島旅行には便利なパスです。
入場できる施設の入館料とアクセス費用で元が取れるコスパ抜群の周遊パスなので旅のプラン次第ではかなりの節約が出来ます。
ただ、注意点として施設の休館日は必ず確認しましょう。行ったときに休館日だったという残念な事態は避けて楽しい旅行にしましょう。
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス以外にも広島県で利用できる周遊パスがあるので旅行の行程に合わせて選ぶといいと思います。