岡山県を旅行しようと考えた際に定番の岡山市・倉敷市以外のエリアにも行ってみたいと思ったことはありませんか?
岡山県は広く観光スポットもあちこちにあるので1日2日の旅行で回りきるのは難しいと思いますが、3日間利用できるパスがあればかなり岡山県内を回れると思いませんか?
tabiwaの岡山ワイドパスを利用すれば3日間岡山県内と広島県東部の移動が便利になり、観光スポットを多く回れるようになります。
この記事では岡山ワイドパスの詳細と便利な使い方、パスを利用して行きたい岡山県の観光名所ついて紹介したいと思います。
tabiwaの岡山ワイドパスとは?
岡山ワイドパスは3日間利用可能な周遊パスで価格は大人4200円なので1日当たり1400円以上の利用で元を取ることが出来ます。
指定の電車・バス・船舶・路面電車が利用できるので上手く活用していきたいところです。ここからは個別に紹介していきます。
JRの利用可能区間
JR線の利用可能エリアは岡山県と広島県東部(三原まで)と範囲はかなり広いです。
岡山駅から在来線で倉敷駅まで約20分、福山駅まで約1時間、尾道駅まで約1時間20分、津山駅まで約1時間半(普通)なのでアクセスは良いです(時間帯により多少変動あり)。
備中松山城の最寄駅である備中高梁駅・鍾乳洞がある新見方面へ行く場合は特急券を買えば特急やくもに乗車できます。
鉄道の利用可能区間(JR以外)
JR線以外にも井原鉄道の神辺~総社、水島臨海鉄道の倉敷市~三菱自工前間を乗車できます。乗り鉄を楽しみたい人やショートカットしたい場合は利用するのもいいかもしれません。
バスの利用可能区間
トモテツバスの福山駅前~鞆港、両備バスの西大寺駅~牛窓間を乗車することが出来ます。
前者は鞆の浦へのアクセス路線で後者は牛窓オリーブ園へのアクセス路線です。JR線の駅から観光地までのアクセス路線を抑えているのは利便性が高いです。
鞆の浦は道が狭い場所が多く車では移動しづらいですし駐車場の問題もあるのでバスで行くのがおすすめです。
フェリーの利用可能区間
福山市営渡船で鞆の浦(鞆港)から仙酔島へのアクセスが可能となります。鞆の浦観光とセットで行きたい場所なので時間に余裕がある場合は是非行きましょう。
路面電車の利用可能区間
岡山電気軌道の東山線・清輝橋線が利用可能です。後楽園や岡山城と言った岡山の主要観光スポットへのアクセス路線です。
DISCOVER WEST パスポート
岡山ワイドパスでは4つのエリアでDISCOVER WESTパスポートの特典があります。訪問先でどのような特典が受けれるか調べてみましょう。
DISCOVER WEST パスポートの詳細https://www.jr-odekake.net/navi/discoverwest/passport/
割引クーポン
岡山ワイドパスでは5つのお店で割引クーポンを利用できます。
岡山駅構内に4か所と尾道駅で利用可能なお店があるので立ち寄った際に利用条件を満たせば使いたいですね。
便利な使い方
岡山ワイドパスの便利な使い方の1つとして特急の乗車券として利用できる点があります。
パスのJR線利用可能エリア内には伯備線で特急やくもが走っており、パスを乗車券として利用できるのエリア内あればで特急券だけ買えば特急やくもに乗車できます。
例として、岡山駅から新見駅まで特急やくもに乗車する場合はこの区間の特急券だけ買えばOKです。伯備線は本数があまり多くないので特急を利用して時間短縮することは有効です。
岡山駅から特急やくもを利用して、備中松山城の最寄駅の備中高梁駅まで約35分、新見駅まで約1時間です。普通列車だとさらに時間がかかりますし途中で後続の特急に追い抜かれる場合もあります。
他にも岡山ワイドパス+バス・タクシー等の公共交通機関の組み合わせで行ける観光名所もあるので使い方を工夫することで行動可能範囲が広がります。
パス+公共交通機関の組み合わせで行ける観光名所を下でいくつか紹介しているので参考にしてみてください。
岡山ワイドパスで行きたい観光名所!
岡山ワイドパスは岡山県内の観光名所へのアクセスに便利で他の岡山県で利用できるtabiwaの周遊パスよりもJR線の利用可能エリアが広いです。
岡山県内全域のJR線をカバーしており、他の周遊パスの岡山県内のJR線の利用可能エリアをこのパス1枚で行けます。
津山・新見など岡山県北部が利用可能エリアに含まれているのは岡山ワイドパスのみなので岡山県北部へ電車で行く場合は便利です。
岡山ワイドパスを利用して行きたい岡山県の観光名所をいくつか紹介します。
津山まなびの鉄道館(旧津山扇形機関車庫)
津山まなびの鉄道館(旧津山扇形機関車庫)はJR津山駅の近くにある施設で現役を引退した車両が扇型の車庫に保存されています。津山駅から徒歩で約10分ほどの場所にあります。
津山まなびの鉄道館http://www.tsuyamakan.jp/manabi/index.html
保存されている車両が扇形に並んでいる光景は迫力がありますし、歴史を感じます。
車両が保存されている以外にも、岡山の鉄道の歴史や車両・信号など普段は知る機会が少ない鉄道の仕組みを知ることが出来る場所です。
津山の町並みを再現したジオラマでNゲージの模型が走っていたり、電車でGOのアーケードゲームが出来たりと子供から大人まで楽しめる施設です。
お土産も買えるので鉄道の歴史を学んだあとは何か記念に買うのもいいかもしれません。
津山城(鶴山公園)
津山まなびの鉄道館と一緒に訪れたいのが津山城(鶴山公園)です。津山城と聞くと桜のイメージが強いのではないでしょうか?
津山市公式観光サイトhttp://www.tsuyamakan.jp/
春になると桜が咲き乱れる津山城は特に春の観光名所として知名度が高く、日本さくら名所100選にも選ばれていてテレビや雑誌、旅行会社のパンフレット等でも紹介されます。
桜の開花に合わせて開催される津山さくらまつりは多くの人が訪れ、桜を見ながら屋台や景色を楽しむことが出来るイベントです。
備中松山城
備中松山城は岡山県の高梁市にある鎌倉時代に建設された山城です。全国で残っている現存天守12城のうち唯一の山城です。
備中松山城https://www.bitchumatsuyamacastle.jp/
兵庫県にある竹田城のように時期や条件が整えば、雲海に浮かぶように見える城で天空の城とも呼ばれる城です。
JR伯備線の備中高梁駅が最寄駅で普通列車だけでなく、特急やくもが停車するので備中高梁駅までのアクセスは良いほうだと思います。
岡山ワイドパスを乗車券として利用できるので特急券を買えば特急やくもに乗車することが可能で時間短縮できます。
備中高梁駅から徒歩だと本丸まで約1時間半かかるので、観光乗合タクシー(前日17時までに予約必要)やタクシー・路線バスで行きましょう。
路線バスの場合、松山城登山口バス停降車後、本丸まで徒歩50分ほどかかりますが、土日や観光シーズンの平日はシャトルバスが運行されます。
このシャトルバスは松山城登山口バス停から徒歩で約10分ほどの場所にある5合目の城まちステーションと8合目のふいご峠間を結んでいます。
シャトルバスを利用すれば時間短縮できるので是非活用しましょう。
新見の鍾乳洞(満奇洞、井倉洞)
新見市にある井倉洞、満奇洞の2つの鍾乳洞もバスと組み合わせることでアクセス可能です。
- 井倉洞https://www.ikurado.jp/
- 満奇洞https://www.city.niimi.okayama.jp/kanko/spot/spot_detail/index/77.html
井倉洞は新見駅ではなく、2駅南にある井倉駅が最寄り駅で徒歩で行くことも可能ですが、新見駅からバスも出ています。
備北バスhttp://www.bihokubus.com/time.html
井倉洞は全長1200メートルの鍾乳洞で高低差があることからダンジョンに潜入しているような感覚を味わえます。
自然の歴史を実感できる空間で形の違う多様な鍾乳石を見ることが出来ます。
満奇洞は駅から徒歩で行ける距離ではないので新見駅から満奇洞行きのバスがあります。このバスは途中に井倉洞も通ります。
満奇洞は鍾乳洞内がLED照明でライトアップされ幻想的な空間になっており、非日常を体験できる場所でもあります。インスタ映えする場所としてもおすすめです。
秋には満奇洞上部の遊歩道で紅葉が色鮮やかに咲くので紅葉と鍾乳洞をダブルで楽しむことが出来ます。
蒜山高原
蒜山高原へのアクセスにも岡山ワイドパスは利用でき、真庭市コミュニティバスと組み合わせることで車なしで行けます。
蒜山高原は夏に人気の高原リゾート地で雄大な自然に囲まれており、放牧されたジャージー牛が見れるのどかな高原です。
岡山のB級グルメである蒜山焼きそばやジャージー牛を使用した食べ物が美味しいですし、サイクリングで蒜山高原の大自然を感じるのも楽しいです。
蒜山高原と言うと車で行くイメージが強いかもしれませんが、電車とバスを乗り継いで行くことが可能です。
蒜山高原へはJR姫新線の中国勝山駅から真庭市のコミュニティバスを利用することでアクセス可能です。コミュニティバスは距離に関係なく1乗車200円です。。
中国勝山駅からバスで約1時間半ほどかかるのでこの移動を片道200円で行けるのは破格です。往復400円で中国勝山⇔蒜山高原が移動できます。
岡山ワイドパスに400円追加で蒜山高原に行けるのは衝撃です(;^_^A
湯郷温泉
岡山県美作三湯の1つである湯郷温泉は平安時代に発見されたと言われる歴史ある温泉で別名白鷺の湯として全国的にも知名度があります。
温泉だけでなく、蛍が見れる大谷川河川公園や中国四国地方で最大級の鉄道模型(Nゲージ)のジオラマが展示されている鉄道模型館もあります。
プラレールも展示されているので小さい子供も楽しめますし、大人が楽しめるNゲージもあるので家族で楽しめる場所です。
他にも昭和レトロの雰囲気を味わえるあの日のおもちゃ箱・昭和館やオルゴールが展示されている現代玩具博物館・オルゴール夢館など見どころは多数あります。
津山観光の後に湯郷温泉で宿泊するというプランもおすすめです。津山駅から姫新線で林野駅まで移動し、バスやタクシー等で移動します。
旅館やホテルの中には送迎バスが利用できる施設もあるのでチェックしましょう。
最後に
岡山ワイドパスを利用して行きたい場所を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
蒜山高原に電車とバスを乗り継いで行けるのは意外だったかもしれません。実際に電車とバスを乗り継いで行きましたが、日帰りでも行くことが可能です。
蒜山高原や湯郷温泉は車で行くイメージが強いかもしれませんが、電車やバスなど公共交通機関を利用して行くことも可能なので是非活用してみてください。
車で行くよりは本数や時間などの制約はありますが、免許をもっていない、車の運転はしたくないという場合は公共交通機関を駆使しましょう。
岡山県北部はJRの本数が少ないですが、プランの組み方次第で上手く回れます。
岡山ワイドパスと公共交通機関を上手く組み合わせて岡山県内の観光名所を回り、岡山旅行を楽しみましょう。