岡山県北部に位置する蒜山高原はリゾート地としても知られ、ひるぜん焼きそばやジャージー牛、ジンギスカンなどのグルメも有名です。
自然豊かな地域でキャンプも楽しめる蒜山高原は車で行くことが主流で車がないと行けない場所だと思っている人もいるのではないでしょうか?
私も以前は車で行った記憶があったので車なしでは無理かと思っていたのですが、調べてみると公共交通機関を駆使して行くことが可能だと分かりました。
先日、電車とバスを利用して蒜山高原に行ったので公共交通機関でのアクセス方法と所要時間・費用などを併せて紹介したいと思います。
※記事作成時の情報です。最新の情報とは異なる場合があります。
蒜山高原へは車なしでも行ける!
蒜山高原は岡山県北部にあり、鳥取県との県境に近い場所にあるので車必須と思いがちですが、公共交通機関でも行けるので車なしでも大丈夫です。
車がある方が現地での移動も考えると便利ですが、レンタサイクルが出来るので移動手段が徒歩しかないという事態にはならないので大丈夫です。
蒜山高原へバスと電車を利用して行く場合は2つのアクセス方法があります。
1つめは北側から南下するルートで鳥取県のJR倉吉駅からバスを乗り継いで行くルート、2つめは南側から北上するルートでJR姫新線の中国勝山駅を経由していくルートです。
蒜山高原は鳥取県側からもバスで行けるので鳥取観光後に移動することも可能ですし、逆に蒜山高原から倉吉へ行くことも可能です。
南側からのルートは岡山や広島県内を観光した後に利用できるので周遊旅行にぴったりです。
私が利用したのは南側からのルートで中国勝山駅までJR線、そこからバスに乗り継いで蒜山高原に行きました。
蒜山高原へ電車とバスでアクセスする方法
上で紹介したように蒜山高原へ電車とバスで乗り継いで行く方法は2つあるのでそれぞれ紹介していきます。
北側ルートは山陰本線のJR倉吉駅、南側ルートは姫新線のJR中国勝山駅からバスを利用するルートになりますが、JR線の時間にも注意が必要です。
倉吉駅は山陰本線を走る特急もありますが、中国勝山駅は基本普通列車のみ(快速が設定されている時間帯もある)で運転間隔が空く時間帯もあります。
どちらの駅も都市圏ほどJRの本数がないので到着時間と発車時刻は必ずチェックしましょう。
乗り遅れると致命傷になるので発車時刻には余裕を持って駅に到着するように心がけましょう。10分前に駅についているのが安全です。
北側から南下するルート(倉吉駅経由)
北側から南下するルートで行く場合はJR倉吉駅からバスで関金温泉まで行き、そこで真庭市のコミュニティバスに乗り継いで蒜山高原に行けます。
バス時刻表https://www.city.maniwa.lg.jp/uploaded/attachment/32683.pdf
13ページ目の中曽・関金ルートが蒜山高原と倉吉を結ぶ(関金温泉乗り換え)路線です。
関金温泉で真庭市コミュニティバスに接続しているのは1日に3本しかなく、倉吉⇒蒜山高原は3本すべてが蒜山高原に行く訳ではないので注意が必要です。
2本は上福田(蒜山高原センター前の1つ前のバス停)から蒜山高原センターやジョイフルパークとは別の方向に行きます。
上福田から歩けないことはありませんが、坂道なので荷物を持った状態で歩くのはややハードです。
蒜山高原休暇村は蒜山高原センターやジョイフルパークより更に上にあるので歩いていくのはおすすめしません。
なお、蒜山高原から倉吉方面へ行くことも可能で、1日3本関金温泉での乗り継ぎで倉吉に行くことが出来ます。蒜山高原⇒倉吉方面に抜ける手段として利用する方が便利かもしれません。
北側ルートの最大の注意点として真庭市コミュニティバスの中曽・関金ルートが
日曜日・祝日・振替休日・年末年始は運休と言うことです。
通常の月~土の運行なので利用する場合は曜日の確認と祝日・年末年始でないかを必ず確認しましょう。
南側から北上するルート(中国勝山駅経由)
南側から北上するルートの場合は中国勝山駅から1日6本蒜山高原方面にバスが運行していますが最終便は蒜山高原手前の上福田止めなので実質5本です。
真庭市コミュニティバス時刻表https://www.city.maniwa.lg.jp/uploaded/attachment/32682.pdf
北側ルートよりバスの本数は多いですが、JR姫新線の本数が少ないので中国勝山駅へのアクセスはあまり良くありません。
JR線で中国勝山駅へ行く場合は津山駅or新見駅経由で行くことになりますが、どちらも本数は多くないので発車時刻には余裕を持つ必要があります。
津山駅へは岡山駅から津山線が1時間に1本(朝夕は2本の時間帯あり)、新見駅へは岡山駅から1時間に1本~2本の運行なので本数は多くありません。
また、新見駅は特急やくもが停車する駅ですが普通列車の運行がなく特急しか停車しない時間帯もあるので時刻表の確認は必須(備中高梁止めがあるため)です。
JR線以外にも高速バスで岡山駅から中国勝山駅へアクセスする方法もあります。1日4往復運行しているので高速バスを活用するのも便利です。
逆ルート(蒜山高原⇒中国勝山駅)も6本設定されているので日帰りでの旅行も可能です。旅行の行程に合わせてバスor電車を使い分けできるのは南側ルートのメリットです。
まとめ
蒜山高原への公共交通機関を利用したアクセス方法を紹介しましたが、いかがでしたか?
電車やバスの時間という制限はありますが、北側と南側の2つのルートからアクセスが出来るので車を利用できない場合や周遊旅行には便利です。
車の免許を持っていないことが多い学生でも公共交通機関を利用すれば蒜山高原に行けるので学生の旅行にもおすすめです。
真庭市のコミュニティバスが1乗車200円で中国勝山駅から蒜山高原までバスで約1時間半かかる距離を200円で行けるのは破格です(;^_^A
岡山・倉敷・津山など岡山県の主要観光スポットを回った後に蒜山高原へ移動し、そこから倉吉にアクセスすることも可能なので電車・バスで山陽山陰の周遊旅行を考えている場合は移動ルートの候補に挙がるのではないでしょうか?
岡山県内をJRで移動する際は3日間利用できる岡山ワイドパスがおすすめです。岡山県と広島県東部エリアのJR線が乗り降り自由で蒜山高原へのバスが出ている中国勝山駅も含まれています。
車がないと行けないと思う場所でも意外と公共交通機関で行けることもあるのでまずは調べてみましょう。