大久野島へフェリーが出ている忠海港までのアクセス方法を紹介します。
うさぎの島として知られている広島県竹原市にある大久野島へは忠海港からのフェリーを利用していくのですが、忠海港はJR呉線の忠海駅から歩いていくことになります。
ちなみに読み方は忠海(ただのうみ)と読みます。
この記事では、忠海港までのアクセス方法と忠海駅からの行き方をを写真で紹介していきます。
忠海港までのアクセス方法
忠海港までのアクセス方法としては最寄駅であるJR忠海駅まで電車orバスを利用してくる方法と車で忠海港にくる方法があります。
忠海駅は広島県の竹原市にあり、三原市に近い場所にあります。隣の駅である安芸幸崎駅は三原市なので竹原市で一番東にある駅になります。
どちらかというと忠海駅は広島県の東部に位置していると言えそうです。車・公共交通機関での忠海駅までのアクセス方法をそれぞれ簡潔に紹介します。
車の場合
車の場合は、山陽自動車道の本郷ICを降りて忠海港まで約16㎞下道を走ります。
車で来る場合は忠海港近くの無料駐車場2か所(200台)を利用することが出来ますが、空いている保証はありません。特に週末や長期休暇中は満車になっていることも考えられます。
満車の場合は仮設駐車場へ行くことになりますが、空き待ちは出来ないので3か所とも満車の場合は他の駐車場を探すことになります。
忠海港周辺の駐車場が混雑していることを考慮し、三原駅周辺などJRの駅近くで駐車場を予め見つけておくのもいいかもしれません。
電車の場合
電車の場合は、JR三原駅で呉線に乗り換え、3駅目が忠海駅になります。3駅ですが、徐行(制限)区間?があるので所要時間は約20分ほどかかります。
車と違い、駐車場の心配はないですが、呉線は本数が多いわけではなく2時間ほど運行がない時間帯もあります。乗り遅れるとその後の行程に大きな支障が出るので電車の発車時刻に余裕を持って行動しましょう。
三原駅は山陽新幹線の駅でもありますが、一部時間帯を除きこだま以外通過(基本こだまのみ)なので、新幹線を利用してくる場合は福山駅で乗り換えて在来線で三原駅まで来る方が便利かもしれません。
福山駅はのぞみやさくらが1時間に1本停車しますし、ひかりやみずほも一部停車するので三原駅より新幹線の本数が多いです。
バス・タクシーの場合
三原駅(竹原駅)から路線バスで行く方法、広島市内から高速バス「かぐや姫号」を利用する方法、広島空港からタクシーを利用する3つの方法があります。
それぞれ1つずつ紹介します。
三原駅・竹原駅から路線バス
三原駅で呉線の列車と接続が合わなかった場合のリカバリー方法となります。三原駅から三原ー竹原線(幸崎線)のバスに乗車するのですが注意点が3つあります。
- 平日と休日で本数が違うこと
- 全てのバスが忠海駅に行くわけではないこと(三原駅から乗車した場合)
- 休日ダイヤで土曜日のみ運行の便があること
特に要注意なのは2つ目と3つ目です。三原駅から乗車する場合、中通行き以外(久津公民館行き、ハイツ入口行き)は忠海駅まで行かないので要注意です。
また、休日ダイヤでも土曜日と日祝日で本数が違うので利用する日を勘違いしないように注意しましょう。
三原ー竹原線(幸崎線)バスの時刻表https://www.geiyo.co.jp/route/timetable/mi01a220401.pdf
三原ー竹原線(幸崎線)のバスは竹原駅からも乗車可能で忠海・三原駅方面に向かうので竹原駅で呉線の列車と時間が合わなかった場合はリカバリー策となります。
高速バス(かぐや姫号)を利用する
かぐや姫号は芸陽バスが運行している高速バスで広島市内と竹原市内を平日12往復、土日祝日11往復運航されています。https://www.geiyo.co.jp/route/kaguya.html#1
このうち4往復(平日休日ともに)は忠海駅まで運行されているので広島市内から忠海までバスで来ることも可能です。
広島駅からかぐや姫号に乗車すれば約1時間40分で忠海駅に到着します。運賃は大人片道1500円です。
広島駅からJR線で忠海駅まで行くと基本的に乗り換えが発生するので乗り換えや接続を考えるのが面倒だと思う場合はかぐや姫号で行くことをおすすめします。
また、平日限定で利用できるお得なきっぷが発売されているのでこちらも参考にしてください。
広島空港からタクシー
2023年1月から広島空港と忠海駅を結ぶタクシー路線が新設されました。
このタクシー路線は土日祝日のみの運行で2日前までに予約が必要ですが、飛行機とフェリーの時間に合わせた運行時刻となっています。
予約制の乗り合いタクシーなので予約がない場合は運休となるので注意が必要です。運賃は大人片道2000円、小児1000円です。
広島空港を利用する場合は、便利なルートになります。
忠海駅から忠海港までの移動ルートを写真で紹介!
忠海駅から忠海港までは徒歩で5分ほどで行けます。三原駅から電車で来た場合は忠海駅到着の直前に左手に忠海港が見えます。
忠海駅のホームや階段にはうさぎが描かれています。忠海駅はエレベーターやエスカレーターがないですが(2023年4月現在)、基本的に駅舎側のホームに入ります(一部例外あり)。
忠海駅から忠海港までの道のりを写真つきで紹介します。
駅舎を出て右に進む
左が忠海駅の駅舎で右が駅舎から撮った写真です。この交差点を右に進んでいきます。
なお、駅舎を出て左手にファミリーマートがあるので飲み物等の買い物はここでしておきましょう。大久野島はコンビニやスーパーはありません。
橋の手前で右に曲がる
橋の手前を右に進みます。正面に忠海港と書いた案内板があるので分かりやすいです。写真奥の信号を超えて左にセブンイレブンがあるのでここでも買い物が出来ます。
右に曲がると踏切があります。
踏切を越えてすぐ
三原駅から呉線で来た場合、忠海駅手前の踏切が写真の踏切です。この踏切を渡ると忠海港になります。
踏切を渡ると右手のこのような景色が見えます。この建物は売店になっており、中の券売機でフェリーの乗車券を購入します。
売店の外観を別角度から撮りました。シックな建物ですが、うさぎをアピールしたデザインです。
外でも休憩できるようになっていて、ピンクの郵便ポストがそばにあります。ピンク色の郵便ポストは珍しいのではないでしょうか?
この建物の正面にフェリー乗り場があります。
私が行ったときは小型のフェリーでした。小型のフェリーは忠海港と大久野島間を往復します。
なお、便によって大型のフェリーの時もあり、大型のフェリーは大久野島を経由してしまなみ海道の大三島にある盛港まで運行しています。
大型フェリーの場合は忠海港⇔盛港を運行しており間に大久野島に立ち寄る運行形態です。
まとめ
忠海港までのアクセス方法を紹介しましたが、駅からの移動ルートはシンプルで分かりやすいので迷うこともないと思います。
アクセス方法も複数あり、行程にあった方法を選ぶことが可能なので忠海港までのアクセス性は良いほうだと思います。
公共交通機関を利用する場合は発車時刻、車を利用する場合は駐車場に注意は必要です。
フェリーですが、平日と休日で運行本数が異なり、大久野島へのフェリーは休日の方が本数が多いです。バス・電車と違うので平日の方が多いと思っていくと待ち時間が長く発生することもあり得ます。
また、休日は三原港から大久野島へラビットラインが4往復運行されるのでアクセスが良くなります。
大久野島へ行く際は是非参考にしてください。