旅行に行った際に思わぬトラブルに遭遇してしまった人も多いのではないでしょうか?
事前にきっちり計画した旅行の行程が思わぬ形で崩れてしまい、行程の変更を余儀なくされてしまったと経験がある人もいるでしょう。私も複数回あります(笑)
トラブルは何の前触れもなく突然発生することが多いですが、事前に対策が出来て影響を最小限に抑えることが出来るケースもあります。
せっかく計画した旅行が台無しに……何てことは避けたいですよね?
この記事では、旅行中に注意したいトラブルやその対応方法などを私の一人旅の経験から紹介したいと思います。
旅行中に注意したいトラブルとは?
旅行中に注意したいトラブルは細かいことを言い出せば多くありますが、この記事では4つに絞って取り上げていきます。
旅行中に注意したい4つのトラブルとは以下の通りです。
- 公共交通機関の遅延や運休
- 怪我や体調不良
- スマホの通信障害やキャッシュレス決済の障害
- 見知らぬ人からの声掛け
旅行によく行く人であれば、3つ目以外は珍しくないことだと思いますが、旅行先で初めて経験すると上手く対応できるかは事前の対策が大きな差として出ます。
3つめは普段は滅多に起こりませんが、電波の悪い場所だったりすると起こる可能性が上がります。
4つのトラブルの事例と対策方法を紹介!
上で旅行中に注意したい4つのトラブルを紹介しましたが、ここからは個別に見ていきます。
紹介した4つは旅行先で起きやすいですが、事前に対策ができることです。何事も事前対策が出来るかできないかで大きく変わってきます。
普段はあまり意識していないことが実際に起きると慌ててしまったり、対応が上手くできないことは良くありますよね?
裏を返せば、普段から意識して対策をしていればある程度対応が出来ることでもあります。ここからは私の個人の経験を少し踏まえて各トラブルへの対策を紹介します。
公共交通機関の遅延や運休
旅行中に多いのが、電車やバスと言った公共交通機関の遅延や運休です。
JR在来線、私鉄、路線バスなど普段から通勤・通学・レジャーなどで利用することが多いので馴染みが深いかもしれませんが、旅行中の遅延・運休は行程に支障をきたします。
電車やバスが遅延や運休して予定していた新幹線・飛行機に乗れなかったり、観光時間が減ってしまったりするとダメージが大きいですよね…
私も何度か経験がありますが、公共交通機関のダイヤ乱れが起きないことを願うしかありません(笑)
在来線のダイヤ乱れで乗車予定だった新幹線に乗れず、約40分後の新幹線に乗ることになり、行程が大幅に崩れたことがあります(笑)
時間に余裕を持った行動をする
1つ目の対策は時間に余裕を持った行動をすることです。
当たり前のことでは?と思われるかもしれませんが、普段の生活で時間に余裕を持った行動を出来ているかと考えた時に出来ていない人は少なくないと思います。
鉄道の現場で仕事をしていますが、時間通りに運行していても発車間際に駆け込んでくる人は少なくないです。朝夕のラッシュに限らず、昼間でも普通にあります。
バスで駅まで行く場合でも、道路が渋滞していて予定通りに着かないことも多いですし、乗る予定だった電車に乗れなかったという経験をした人は多いはずです。
自動車の教習所ではないですが、~かもしれないという考え方で「遅れるかもしれない」「道路が渋滞しているかもしれない」と考えることは大事です。
地域により電車やバスの本数が違うので差が大きいですが、本数があるエリアでは乗車予定の電車やバスの1~2本前の時間に間に合うような行動を心掛けると多少の遅延には対応できます。
代替手段を考えておくこと
2つめの対策として代替手段を考えておくことです。
関西圏や首都圏であれば、JR以外にも複数の私鉄があるのでダイヤ乱れによる遅延が発生した際に迂回ルートで移動することがしやすいです。岐阜県と愛知県も名鉄とJR線が並行しているエリアは迂回出来ます。
また駅間を結ぶバスが走っていたりもするのでバスで他社線の駅に行くことも出来たりもします。
電車が遅延・運休した場合のことを考えて、迂回ルートがないかバス移動で対応できるかなど代替手段があるかを事前に調べておくといざと言うときに対応がしやすいです。
旅行中の怪我や体調不良
2つめは旅行中の怪我や体調不良です。
旅行中に怪我をしてしまうことや体調不良を起こしてしまうことも十分にありえます。
移動中に転倒したり、段差で足を踏み外してしまったりと思わぬ怪我をして、歩行に支障が出てしまうこともあります。
旅行に行った際に駅の階段を踏み外して落ちてしまった人や観光地の段差のある場所で転倒した人を見たことが何度かあるので身近な場所に怪我のリスクが潜んでいます。
私も今年、旅先で巻き添え事故で負傷して持ってた救急セットで応急処置をしたので持っておくと便利です。
応急処置が出来るか出来ないかの差は大きいです。
簡単な救急セットを携帯しておく
1つめは簡単な救急セットを携帯しておくことです。
絆創膏や消毒液、滅菌ガーゼや滅菌パッドなどの救急セットがあると怪我をした際に応急処置が出来ます。
また、発熱した際の冷えピタや頭痛薬があると便利です。
100均で売っているものもあるので揃えやすいので現地で調達もしやすいですが、事前に買っておくと安心です。
小さいポーチなどにまとめて入れておけば、手持ちカバンやリュックなどに入れても場所をさほど取らないのでおすすめです。
ドラッグストアなら種類も豊富なので合うサイズを購入できます。
保険証は必ず携帯する
2つめは保険証は必ず携帯することです。
普段から財布などに入れている人が多いと思いますが、保険証がないと全額負担になるので万が一、旅先で怪我や病気で病院に行くことになったら笑えない事態になります。
普段、何気なく医療機関で保険証を出しますが、これがないと3割負担にならないので本当に有難いものです。3割負担が10割負担なると思うと恐ろしいことです。
旅行前に限らず、普段から保険証を持っているかチェックすることは大事だと言えます。あると思っていたらなかった…とならないよう注意しましょう。
スマホやネットの通信障害
スマホの通信障害やネットの障害により電子マネーやカードでの決済が出来なくなったりすることもあり得ます。
最近だとモバイルSuicaのトラブルがありましたが、通信障害が起きるとキャッシュレス決済が出来なくなることがあります。
スマホの電波状況が悪くて画面を表示できずに決済が出来ないこともあるのでキャッシュレス決済だけに頼るのはリスクがあります。
必ず現金は持ち歩くこと
対策は単純で必ず現金を持ち歩くことです。
多くの人は現金を財布に入れていると思いますが、中には現金を持たずキャッシュレス決済しかしない人もいます。
スマホの通信状況が悪かったり、カードの読み込みが悪くて決済できないと言うこともありうるので現金は必ず持ちましょう。
以前、旅行先でお店のカードの読み取り機の調子が悪くてクレジット決済が出来なかったことがあったので現金払いが対応できないと買い物に支障が出ることもあります。
見知らぬ人からの声掛け
旅行中に見知らぬ人から声を掛けられることもあります。特に1人旅をしていて、夜に街を歩いていると声を掛けられることも珍しくありません。
飲食店のスタッフにチラシを渡されたり、声を掛けられるなら分かりますが、怪しげな勧誘をしてくる人も少なくないです。
中にはしつこく付いてくる人や強引に来る人もいるので注意が必要です。
私も旅行中に繁華街を歩いていた時に強引に勧誘してきた人がいて、一触即発状態になったことがあります(笑)
夜は極力出歩かないこと
有効な対策としては夜は極力出歩かないことです。
私個人の体感ですが、22時を過ぎると怪しげな声掛けが増えてきて飲食店のスタッフの声掛けは減ってくると感じています。
慣れない場所で見知らぬ人に声を掛けられると警戒するので外食する場合は、食事が終わったら宿泊先のホテル・旅館に戻るのが無難だと思います。
また、出来るだけ大通りを通るようにして人が多い場所を移動する方が良いかと思います。
相手にしないこと
2つめの対策としては相手にしないことです。
シンプルですが、構わなければリスクは下がります。「触らぬ神に祟りなし」という諺がありますが、まさにこの通りです。
私の場合、怪しい声掛けを受けた時や雰囲気を感じた時はワイヤレスイヤホン(音楽はかけず、外部の音は普通に聞こえる状態)を付けた状態で移動したりします。
ワイヤレスイヤホンをつけている⇒音楽を聴いている、動画を見たり聴いていると考えるのでイヤホンをしていない人よりも声掛けがしにくいと言えるでしょう。
要はイヤホンをしていない人よりも話を聞いてもらえない可能性が高いので声掛けの優先度は下がります。
実際にワイヤレスイヤホンをつけた状態だと繁華街で声を掛けられることも少なく、気が楽なので私は取り入れています。音楽を聴く場合は外部の音が聞こえるように音量を調節しましょう。
仮に声を掛けられても、聞こえていないふりをして無視すればいいです。
まとめ
旅先でのトラブルの事例とその対応策について紹介しましたが、自分で出来ることは自分で対策することが大事です。
普段からしていると思われる人もいるかもしれませんが、いざと言うときに対応力に差が出てきます。
公共交通機関の遅延は普段の生活では慣れていても旅行だと普段は行かない場所や初めて訪れる場所でトラブルが起きると焦りが出やすいです。
怪我も普段の生活圏なら病院の場所を把握していることも多いですが、慣れない場所ではそうはいきませんし、応急処置が出来るかできないかでは差が大きいです。
旅行では予想外のトラブルが起こりますが、新しい発見や出会いもあります。
初めて訪れた場所で旅行を楽しむためにもトラブルへの対策や対応力を身に付けて、その後の行動への影響力を少しでも抑えれるようにしましょう。